- 投稿 2017/03/19
- 食べ物のチカラ

この記事の続きですよ。
今回もにんじんについてまとめていきますね。
目次
人参の簡単なまとめ
「にんじん」の栄養成分と効果を人参の効果・効能を知って、食事に取り入れよう①で詳しく取り上げました。
簡単にまとめると、「にんじん」のおもな栄養成分としてはカロチン、ビタミンA、カリウム、食物繊維などが挙げられ、このほかカルシウムや鉄分、リンなども豊富に含まれいることがわかりました。
人参は万能野菜だと思いませんでしたか?
古書ではニンジンについて、
「五臓を補い精神を安らかにし、魂魄(こんぱく)を定めて驚悸を止め、邪気を払い、目を明らかにして心を開き智を益す。
長く服用すれば身を軽くし寿命が延びる」
と記載されています。
人参を使った民間療法
人参を使った民間療法があるは、知っていますか?
にんじんは、昔、生薬として使われていました。
にんじんには、薬効があります。
今でも、民間療法として使われているものがありますので、いくつか、ご紹介していきますね。
民間療法とは、病院や病院ので処方される薬や、市販薬に頼らない方法で、病気を治す方法です。
昔、医療が発達していないころ、庶民の知恵で、いろいろな方法が考えられました。
梅干しもそうですが、にんじんには、薬効があり、病院がない時代。
病院にいけない貧しい人々の知恵から、生まれた、病気治療方法が、現代にまで伝わり、生活の知恵として生きています。
スポンサードリンク
●にんじんの咳どめ効果、気管支の炎症を押える効果
これは、生のにんじんをすりおろしたものが、効くそうです。
絞り汁、にんじんジュースでもいいようです。
にんじんには粘膜を保護し、免疫力をあげる効果があるので、これは、期待できます。
しょうがなどと一緒にとると、体があたたまり、効果が上がります。
●にんじんでしもやけを治す効果
しもやけには、食べたり飲んだりするのではなく、すったものを患部にはり、マッサージをしると血行がよくなり効き目があるといいます。
にんじんに含まれるビタミンAやCなど血行が良くなる成分が含まれるため、患部に貼ることでも同じ効果がある。と、思われているためです。
●にんじんで夜尿症を治す効果
いわゆるおねしょです。
焼いたにんじんを食べると、おねしょが治るとか。
●にんじんで、下痢をとめる効果
にんじんには整腸作用があります。
これは、にんじんに含まれている食物繊維の中にペクチンか含まれるためです。
にんじんを擦ったり、つぶしたりスープ状にし、適度に塩を混ぜて、軟らかくなるまで煮るといいです。
赤ちゃんの離乳食にもいいです。
にんじんは、便秘にも効果があるので、下痢どめになるか、便秘薬になるかは、本人の体調しだいで、決まります。
にんじんは、整腸することだけを考えてくれるようです。
これは、一般の薬とは違うところですね。
人参の効果的な食べ方
にんじんは外側の皮に近い部分ほど栄養があります。
調理する際は、なるべく皮などを薄く剥くと良いですね。
もし気にならなければ、剥いた皮はきんぴらや素揚げなどのスナックとして調理してもいいかも。
そしてカロテンを効率的に摂取する方法は、生よりも油などで調理するのが良いです。
カロテンは油に溶けやすく、炒め物などで調理すると生食で食べるよりも半分以上のカロチンを体内に吸収させることができます。
また、生よりも茹でる方がカロテンの吸収は良くなります。
沖縄料理の「にんじんしりしり」はいかがでしょうか?
生→茹で→油で調理、この順番でカロテンの吸収率が高まります。
また、生食の場合でもドレッシングにオリーブオイルなどの油を使えばカロテンの吸収率を上げることができます。
また、にんじんはそれぞれ部分によって栄養価や味に違いがあります。
にんじんの根の部分は、皮に近いほど甘味が強く柔らかいのが特徴です。
その部分はサラダなどにするとおいしく食べることができます。
そして芯に近い部分ほど硬いので、すりおろしてにんじんスープにすると消化が良くなり、食物繊維もしっかりととれて整腸作用としても良い働きをしてくれます。
またにんじんの葉の部分があれば、お浸しにしたりサッと炒めて副菜としても使うことができます。
にんじん1つでサラダからスープもできるし、副菜まで作れて健康にも良さそうなメニューが楽しめそうですね!
工夫してにんじんのおかずも取り入れてみてくださいね。
電子レンジでも簡単調理できますよ。
私も、クックパッドを見たりしながらレパートリーを増やしています。
美味しくて続けられるを目指したいと思っています。