健康にいいものがギュッと詰まってる「玄米」は日本に伝わるスーパーフードだと思う

精米したお米よりも精米前の玄米の方が、栄養が豊富なことは分かっていても、味や匂いが苦手という人も多いでしょう。
 

見た目から敬遠されることも多い玄米だけど、上手に炊けば独特のプチプチとした食感や味はクセになる美味しさです。
 

何よりも白米にはない栄養素が豊富に含まれている玄米は、サプリメントなどよりも優秀な健康食品と言えます。

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玄米とは?

 

日本人には欠かせない主食であるお米ですが、白米と玄米の違いや各部位の名称について知らない人も多いのではないでしょう。
まずはお米の名称についてご紹介しましょう。

 

★胚乳

★表皮

★胚芽

 

お米はこの3つの部分に分けられていますよ。

 

胚乳が白米の部分で、ここはでんぷん質が多く含まれていて白米特有の甘さとなります。
 

胚乳にはビタミンやミネラルなどはほとんど含まれていません。
 

胚乳の周りにあるのが表皮で、ここは精米後には糠になる部分です。
 

 

表皮にはビタミンやミネラル、食物繊維がたくさん含まれていて、さらに有害ミネラルを吸着して排出するデトックス作用のあるフィチン酸も多く含まれていますよ。
 

種が芽を出す部分が胚芽で、ここにもビタミンやミネラル、たんぱく質などの栄養分がギュッと詰まっています。

 

 

玄米の良さがそぎ落とされたものが白米

 

表皮や胚芽部分も残ったままの状態のお米が玄米で、栄養素が凝集されている表皮や胚芽部分を精米してそぎ落としたものが白米というわけです。
 

玄米の表皮や胚芽部分には各種ビタミンやミネラル、たんぱく質など実に40種類以上の栄養素が含まれているほか、ポリフェノールやフィチン酸などの健康成分も豊富に。
 

白米は確かに甘くて美味しいですが、栄養的に見れば玄米の方が圧倒的に優秀なのですね。

 

 

玄米の健康パワーが凄い!

 

表皮や胚芽も丸ごと摂れる玄米は、現代人に不足しがちなビタミンやミネラル、健康成分が凝縮されたまさに日本に伝わるスーパーフードと言えますね。
 

現代人の多くが外食や手軽なファーストフードで野菜不足になっているけど、玄米にはビタミンやミネラルなど野菜に多く含まれている栄養素がたくさん含まれていますよ。
 

主食を白米から玄米に変えれば野菜不足も補えるというわけです。
 

また玄米には白米のおよそ5倍もの食物繊維を含んでいるので、便秘で悩む人にもぴったりですね。

 

 

 

 

 

糖質ダイエットの強い味方に

 

玄米はGI値が低く糖質ダイエットの強い味方になってくれるのも大きな魅力。
 

白米のGI値は82.5とかなり高いのですが、玄米なら58.7と低いので糖分が気になる人も安心して食べられますよ。
 

表皮や胚芽がついたままの玄米は糖の吸収が穏やかで、食後の血糖値の上昇を抑え脂肪をつきにくくしてくれる作用が。
 

食べる量はそのままに糖の吸収を抑えて効率よくダイエット出来るのが玄米です。
 

体重が気になる人やダイエットをしたい人にも玄米はおすすめですよ。

 

 

玄米を美味しく食べる方法

 

玄米に挑戦してみたいけど、美味しく炊けるのか不安という人も多いかも知れませんね。
 

最近の炊飯器には玄米モードの機能がついているのでこれを利用すれば簡単に玄米を炊くことが出来るし、玄米モードがなくても二度炊きすればオッケーです。
 

玄米は炊き方によっても食感などが違ってきますよ。
 

もっちりとした玄米が好みなら圧力鍋で炊くのがおすすめで、土鍋で炊けばサラッとした食感に炊き上がります。
 

ただ、白米からいきなり玄米を食べると抵抗がある人も多いでしょう。
 

そんな時には、分づき米から始めるのもおすすめ。
 

分づき米とは玄米と白米の中間のお米のことで、玄米の糠、つまり表皮を少し残して精米したものです。
 

精米度合いが少ないのが3分づき米で、玄米と白米がちょうど半々なのが5分づき米、白米に近いのが7分づき米になります。
 

7分づきから始めて徐々に5分づき3分づき、玄米へと移行していくのもおすすめです。

 

 

消化不良やミネラルバランスが崩れることも?

 

栄養価の高い玄米ですが、お米のように消化が良くないことがデメリットと言えるでしょう。
 

消化器の十分に発達していない小さいお子さんや年配の人が食べると消化不良を起こしてしまう可能性が。
 

食物繊維が豊富で固い玄米は健康な人でもしっかり噛まないと十分に消化しきれず、せっかくの有効成分が吸収できない可能性もありますよ。
 

また有害なミネラルを吸着するフィチン酸が一緒に食べたミネラルを奪うので、ミネラルバランスが崩れてしまうという噂も。
 

しかしこのような事実はないことが研究でも証明されていますし、デトックス作用のあるフィチン酸はサプリメントにもなっているほどです。
 

玄米を食べる時にはしっかりと噛むことが大切で、しっかり噛んで食べることで顎も鍛えられて小顔効果も期待出来ますよ。

 

 

 

 

 

主食を玄米にするだけで健康的な食生活に!

 

ビタミンやミネラル豊富な表皮や胚芽部分もそのまま残った玄米はまさに優秀な健康食品で、糖の吸収を抑える作用もあるなど現代人にはぴったりの食べ物です。
 

主食を白米から玄米にするだけで、健康的な食生活を送ることが出来そうですね。
 

しかし、玄米を炊くのには少し工夫も必要でしっかり噛まないと消化不良を起こすこともあります。
 

また農薬などの問題もあるので無農薬の良質な玄米を選ぶことも大切で、分づき米から始めるのもおすすめです。
 

ダイエットや健康な身体作りに役立つ栄養豊富な玄米ですからぜひ挑戦してみて下さいね。

 

 

 

 

体調のこと

諦めない。

焦らない。

あてにしない。

 

 

 

 

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